2022年に飲酒運転事故を起こした芸能人のなかで、最も世間を騒がせたのは女優キム・セロンだろう。
2000年7月生まれのキム・セロンは、2010年公開の映画『アジョシ』で俳優ウォンビンと共演。当時は10歳と思えない洗練された演技を披露し、“天才子役”と呼ばれていた。以降もドラマ『女王の教室』『魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~』『優秀巫女カ・ドゥシム』、映画『隣人-The Neighbors-』『私の少女』『守護教師』といった数々の作品に出演するなど、将来が期待される存在だった。
そんなキム・セロンは5月18日午前8時頃、ソウル江南区・清潭洞(チョンダムドン)の道路を飲酒状態で運転し、変圧器や街路樹などに数回衝突した。事故後も走行をやめようとせず、逃走を図ろうとしていた。
その後、「ふらつきながら運転する車がある」という通報を受けて警察が出動するも、キム・セロンは警察からの血中アルコール濃度測定の要請を拒否。ただ、採血検査の結果、免許剥奪に相当する血中アルコール濃度だったことがわかり、SNSで直筆の謝罪文を掲載した。
結局、キム・セロンは出演予定だったSBS新ドラマ『トロリー』への降板が決定。それだけでなく、自身の衝突事故で破損させた変圧器の修理費2000万ウォン(約200万円)を支払ったほか、同乗者Aさんも飲酒運転ほう助の疑いで検察送致となるなど、“天才子役”と呼ばれた華々しいイメージを失墜させることになった。
(文=サーチコリアニュース編集部H)