「あの年齢でプレーできることは本当にすごいことだ。『ライオンズTV』(サムスン公式YouTubeチャンネル)を通じてオ・スンファンの練習風景を見たが、年齢と比べて劣っている様子がしない」
もちろん、惜しさを感じる部分がないわけでない。
落合コーチは、オ・スンファンが7月12日のKTウィズ戦の9回裏に登板した際、2打席連続ホームランを許して劇的なサヨナラ逆転負けを喫したことを取り上げ、「KT戦でサヨナラ逆転ホームランを許したが、あのような姿は初めて見た。すごく悔しかった」と打ち明けた。
そして、「どうしてもパフォーマンスを維持するのには限界がある。あのような姿は仕方ない」と伝えた。
それでも、オ・スンファンに対する落合コーチの信頼は今も揺るがない。「オ・スンファンは野球への情熱がとても優れており、まだ上手くやれるはずだ」と強調する。
サムスンは、オ・スンファンがクローザーを務めている間に、彼のバトンを受け継ぐ新顔を探さなければならない。落合コーチもまた、「オ・スンファンが持ちこたえている間に次のクローザーが出てほしい。そこが一番気になるところだ」と考えを明かした。
そんな落合コーチは、パク・ジンマン新監督体制で始まる来季のサムスンにエールを送った。
「パク・ジンマン監督は現役時代に韓国最高の遊撃手だった監督として、試合運営の感覚が非常に優れている。コーチ陣が一生懸命支えて、来季こそはぜひ韓国シリーズで優勝してほしい」
また、「最後に(サムスンを)去るとき、ファンにまともな挨拶ができずいつも申し訳ないと思っている。今季のサムスンは良くない成績を残したが、来季は必ず良い成績を出すと信じている」とし、「私もライオンズのファンとして常に応援している。観客席を埋め尽くしたファンの熱狂的な応援は覚えている。このようなファンのためにも良い成績で報いたいはずだ」と伝えた。
そして最後に、「もし余裕があれば、私のこと、そして中日のことも応援してほしい」と笑顔で語った。
(記事提供=OSEN)
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