韓国は予想と裏腹に中盤から強く立ち向かい、ウルグアイを当惑させた。もちろん、ウルグアイのシュートが2度ポストに嫌われる幸運もあったが、韓国代表のパフォーマンスは拍手を受けるのに十分だった。運良く得た引き分けではなかった。
これで韓国は勝ち点1を獲得し、悪くないスタートを切った。2010年南アフリカW杯以来、12年ぶりのグループステージ突破を目指す韓国は、28日にガーナと対戦する予定だ。
今回のW杯直前まで韓国をめぐる世論は最悪だった。ナ・サンホやクォン・チャンフンなどKリーグで相対的に不振な選手を選抜したことから、固定化されたベストイレブンまで多くの批判を受けた。
さらにはグループHの2強ウルグアイ、ポルトガルとの明確な戦力格差のため、16強進出が不透明とみられていた。
ところが試合が始まると、ここ最近の韓国では見られなかったパフォーマンスでウルグアイを苦しめた。特に「無意味だ」と指摘され続けたビルドアップが効果を発揮。イ・ジェソン、チョン・ウヨン、ファン・インボムの中盤はウルグアイを圧倒した。これまでのW杯での韓国の試合とは違い、主導権を握って解決していく方式だった。
ベント監督がビルドアップサッカーを掲げながらも成果が出ないたびに、「(ビルドアップは)韓国代表と合わない服」という酷評が続いた。
しかし、強豪ウルグアイ相手に韓国のビルドアップサッカーがある程度通用したことで、“ティキ・タカ”ならぬ“キムチ・タカ”も夢ではないという期待感を与えた。
韓国がこのままガーナ、ポルトガル相手にも良いパフォーマンスを見せられるのかに注目が集まる。
(記事提供=OSEN)