韓国ギャラップが1771人に今年1年間で韓国を最も輝かせたスポーツ選手を2人まで聞いた結果（自由回答）、サッカー韓国代表のソン・フンミンが86.2％の圧倒的な支持を得て6年連続1位に選ばれた。
イングランド・プレミアリーグの強豪トッテナムで主力を張るソン・フンミンは、2021-2022シーズンのプレミアでアジア人史上初めて得点王に輝いた。
自身がキャプテンを務める韓国代表では、11月上旬に眼窩骨折の重傷を負いながらも、フェイスガードを着用してカタールW杯に参戦。大会ではグループステージ最終節のポルトガル戦で劇的なベスト16進出につながる決勝アシストを披露するなど、全4試合でフル出場する闘志を見せ、国民に多くの感動をもたらした。
2位は今季に国内Vリーグ女子部に復帰した元女子バレー韓国代表のキム・ヨンギョン（9.9％）だ。
2005年に国内でプロデビューした後、日本、トルコ、中国など海外で長く活躍を続けてきたキム・ヨンギョン。韓国代表では2012年ロンドン五輪でチームが4位に終わったにもかかわらず大会MVPに選出。2014年からはキャプテンを務め、2021年の東京五輪で韓国をベスト4に導くなど圧巻の活躍を披露した。
プレー以外でも各種バラエティ番組やSNS、ユーチューブで活躍を続けるなど、“食パンお姉さん”の愛称で長く愛され続けている。
3位は米メジャーリーグのトロント・ブルージェイズに所属するリュ・ヒョンジン（6.4％）だ。
韓国プロ野球から初めてメジャー進出を果たした選手として知られるリュ・ヒョンジンは、特有の親しみやすいイメージでファンから多くの人気を得ている。韓国ギャラップの「今年のスポーツ選手」では2013年に1位に輝いたほか、2017年から今年まで6年連続でトップ5入りを果たしている。
4位はスペインのマジョルカで活躍するサッカー韓国代表イ・ガンイン（5.1％）だ。
3年前の2019年U-20ワールドカップで韓国を準優勝に導き、自身も大会最優秀選手に贈られるゴールデンボールを受賞したイ・ガンインは、“韓国の至宝”と将来を嘱望されるサッカー界の逸材。
幼少期に出演したサッカーバラエティ番組『飛べ、シュットリ』では元韓国代表の故ユ・サンチョルさんと縁を結び、当時から卓越したサッカーの技術で大きく注目を集めていた。21歳になった今年はカタールワールドカップに出場して活躍を披露するなど、今まで以上に成長した姿を見せつけた。
そして5位は、“怪物DF”、“壁ミンジェ”の異名を持つイタリア・セリエAのナポリ所属のサッカー韓国代表キム・ミンジェ（4.8％）。
彼は前出のソン・フンミンやイ・ガンインと異なり国内Kリーグから中国を経て欧州に進出したケースの選手だ。
2021年にトルコのフェネルバフチェで大活躍を披露すると、今夏にイタリアの名門ナポリに加入。初の欧州5大リーグ挑戦ながら、9月にはセリエAの月間最優秀選手に選ばれるなど、短期間ですでに実力が認められている。アジアサッカー連盟（AFC）加盟国の選手内ではソン・フンミンに次いで移籍金が高い選手だ。
なおトップ5以下では、6位にプロ野球SSGランダース所属のチュ・シンス（3.1％）、7位タイに今季限りで現役を引退したプロ野球ロッテ・ジャイアンツ所属のイ・デホとサッカー韓国代表ファン・ヒチャン（2.9％）、9位に“フィギュア女王”ことキム・ヨナ（2.2％）、10位に今季KBOリーグMVPに輝いたキウム・ヒーローズ所属のイ・ジョンフと米サンディエゴ・パドレス所属のキム・ハソン（1.9％）がランクインした。
そのほか、1.0％以上の回答があったスポーツ選手では、走り高跳びのウ・サンヒョク（1.5％）、アーチェリーのアン・サン（1.2％）、元サッカー韓国代表のパク・チソン（1.2％）、フィギュアスケートのチャ・ジュンファン（1.0％）などが挙がった。
