リン・シャオジュンは前回のワールドカップでも棄権を繰り返し、懸念を生んでいた。
今年10月に行われたワールドカップ第1戦のリレーで負傷したリン・シャオジュンは、同大会の個人戦を棄権。第2戦は大会自体を欠場したが、第3戦では混成リレーに出場し、銀メダルを獲得していた。
ところが、今回の第4戦で再び姿を消した。個人戦に出場できない状況であるならば、団体戦への出場も難しいと見られている。
そんななか、中国メディア『SOHU』は「リン・シャオジュンが中国帰化後に行った5大会中4大会で完走できず、銀メダル1枚だけを獲得した」と伝えた。
続けて、「リン・シャオジュンは世界選手権と五輪のチャンピオンだったため、帰化当時はファンの高い期待を受けた。しかし残念ながら、長い間落ちた競技力と能力の低下で、最近の大会では期待以下の成績に終わっている」と付け加えた。
そのうえで、同メディアは過去に中国リレー代表チームがリン・シャオジュンなしでもメダルを獲得したことに注目し、リン・シャオジュンの未来を心配した。
『SOHU』は「リン・シャオジュンの燃料タンクに燃料が残っているかが疑問だ。彼の未来に大きな疑問符がついている」と評価した。
韓国出身のリン・シャオジュンは、かつて韓国代表として2018年平昌五輪1500m金メダル、500m銅メダルをはじめ、世界選手権でも多くの金メダルを獲得するなど、将来が嘱望されたショートトラック界のスターだった。
しかし、2019年に代表の同性選手へのわいせつ疑惑によって、韓国氷上競技連盟から1年間の資格停止処分を言い渡される。最終的には大法院(最高裁)で無罪が言い渡されたが、リン・シャオジュンは裁判中に中国への帰化を決断。ただ、帰化以降は韓国代表時代ほどの活躍を見せられずにいる。
(記事提供=OSEN)
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