佐々木は5日、ZOZOマリンスタジアムで行われた埼玉西武ライオンズ戦で先発登板し、8回を投げて5被安打、11奪三振の無失点で勝利投手となった。
11三振を奪った佐々木は今季最速で100奪三振を達成した。同日は無失点投球でシーズン6勝を記録し、防御率を1.50に下げた。防御率と奪三振（107個）の2部門で1位に上がった。
初回、とてつもない危機から連続三振で切り抜けたのが圧巻だった。先頭の外崎修汰に二塁打を浴び、源田壮亮の奇襲的なセーフティバントを許して一、三塁となった。さらには暴投も出て一塁走者が二塁に進み、無死二、三塁のピンチに追い込まれた。
それでも、西武3～5番の中心打線を三振で抑えた。マキノンと中村剛也をスライダーで、高木渉をフォークで空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。
2回には先頭打者を3球三振に仕留め、二死から古市尊に安打を打たれたが、続く蛭間拓哉は160kmの剛速球で空振り三振を奪い、イニングを終えた。3回も空振り三振、投ゴロ、一ゴロで三者凡退で切り抜けた。
4回には中村を三ゴロ、高木を空振り三振に仕留め、二死走者なしで岸潤一郎に二塁打を許したが、後続打者を一塁ファウルフライで抑え、無失点を継続した。
5回は二ゴロ、一ゴロ、二飛で三者凡退。打球が内野を抜け出せなかった。6回には四球1個を許したが、三振と2つの内野ゴロで無失点を続けた。7回には三塁への内野安打を浴びたが、三振と内野ゴロに仕留め点を与えなかった。
7回を終えた佐々木は投球数90を超えたが、西武1～3番の打順を相手に8回もマウンドに上がった。今季初の8回登板だった。
8回は外崎を空振り三振、源田を見逃し三振で抑え、最後はマキノンを三ゴロに仕留めてイニングを終えた。
佐々木は2-0でロッテがリードした9回、抑えの益田直也にマウンドを託し降板。試合はロッテが2-1で勝利した。
佐々木は規定イニングを満たし、パ・リーグ防御率1位の座を取り戻した。オリックス・バファローズの山本由伸（防御率1.89）を2位に押し出すなど、圧巻の成績を残している。
（記事提供＝OSEN）
