日本は5日、台湾・台北で行われたU-18ベースボールワールドカップの1次リーグ最終戦でオランダと対戦し、0-1で敗れた。
日本は8月の甲子園で準優勝した仙台育英の髙橋煌稀が先発投手として登板した。
髙橋は3回、先頭打者のフランカに続きトロンプにも安打を打たれ、一死一、二塁のピンチに追い込まれると、ウィレムに左前安打を打たれた。
この際、ホームに帰ったフランカのセーフ判定をめぐり日本がチャレンジをしたが、リプレー検証後も判定は変わらず。先制を許した髙橋だが、後続の2人を三振と内野ゴロに抑えて追加点を防いだ。
日本の打線は4回まで死球により一度出塁しただけで、無安打の沈黙が続いていた。
ただ、5回一死から中山優月(智弁学園)が四球で出塁すると、後続打者の内野ゴロで二死二塁に。この日初の日本のチャンスで丸田湊斗がチーム初安打を放つと、二塁走者の中山がホームに突入したが、オランダ右翼手の正確なバックホームによりアウトとなった。
以後、日本は6回を三者凡退で終えると、最後の7回も3人で打ち取られ、1点差での敗北となった。
髙橋は4回を投げて4被安打、無四死球、7奪三振、1失点を記録したが、打線が沈黙して敗戦投手となった。2番手の木村優人は3回2四球、6奪三振、無失点を記録した。
日本の打線はオランダ先発のファンデンブリンクに3回パーフェクトを喫し、アレンズに2回1安打を記録した。そして、3番手ファンデンウーウェレンに2回2奪三振と抑えられた。
これにより、日本は1次リーグB組でオランダ、アメリカと並んで4勝1敗を記録した。日本はアメリカに勝利し、アメリカはオランダに勝利した。そして、オランダが日本を下したことで3チームが噛み合った。大会規定のTQB(イニング当たりの得失点差)により、アメリカが1位、日本が2位、オランダが3位でスーパーラウンドに進出となった。
(記事提供=OSEN)