『MLB.com』は同日、「大谷が肘の手術を受けた」と報じた。大谷は自身のSNSを通じて「早朝に手術を受け無事に成功しました」と伝えた。
大谷は「皆さんの祈りと親切な言葉に心から感謝しています」として「フィールドでシーズンを終えることができなかったのはとても残念だが、最後まで応援しています」と、エンゼルスの同僚に対するメッセージも残した。
大谷は今季のピリオドを打った。まだシーズンは試合が残っているが、肘の痛みで投手としてマウンドに上がることができず、右脇腹の負傷まで重なって打席にも立つことができない状態だった。
「できる限りハードワークし、これまで以上に強くなってダイヤモンドに戻ってこられるよう、ベストを尽くします」と大谷は誓った。
大谷の手術を執刀したニール・エルアトラッシュ博士は、「完全な回復を期待し、2024年の開幕日には何の問題もなくヒットを打てるようになり、2025年には打撃、投球ともにできるだろう」と自信を示した。
エンゼルスは去る17日、「大谷翔平が右脇腹の痛みで10日間の負傷者リストに入った。今季残りの試合は欠場する」と公式発表した。
去る8月24日、右肘の靭帯損傷の診断を受けた大谷は、投打兼業を諦めて打者として出場を続けた。しかしその後、今月5日のボルチモア・オリオールズ戦に先立って打撃練習をしていたところ、右脇腹を負傷した。そのため、16日のデトロイト・タイガース戦まで11試合連続で欠場していた。
大谷は右肘靭帯を負傷するまで、2023年シーズンのメジャーリーグで投手として23試合に登板し、10勝5敗、防御率3.14を記録した。打者としては135試合に出場し、打率0.304(497打数151安打)、44本塁打、95打点、102得点を記録。メジャー史上初の10勝&40本塁打という大記録を打ち立てた。
シーズンを完走することはできなかったが、ア・リーグ本塁打王の可能性は残っている。現在、同2位はシカゴ・ホワイトソックスのルイス・ロベルトで37本塁打を記録している。ア・リーグMVPも可能性はゼロではない。
何より大きな関心が寄せられているのは、大谷が果たしてこのままシーズンを終えて来季はどの球団でプレーするかだ。
大谷は今季が終わればFA資格を得る。2018年からエンゼルスに在籍している大谷だが、これまで一度もポストシーズンに進出したことがないだけに、オフの去就に注目したい。
(記事提供=OSEN)