ブルージェイズは9月20日(日本時間)、本拠地ロジャース・センターでニューヨーク・ヤンキースに7-1で勝利した。
先発投手の菊池雄星は5回1失点の好投でメジャー初の10勝を収めた。打線ではジョージ・スプリンガー、ボー・ビシェット、アレハンドロ・カークが本塁打を放つなど、投打が調和してヤンキースを圧倒した。
これでブルージェイズは84勝67敗とし、ア・リーグ東地区3位でワイルドカード2位の座を守った。シーズンも残り11試合とするなか、リュ・ヒョンジンのポストシーズン登板の可能性も一層高くなった。
日本人左腕の菊池は、2019年のメジャーデビュー以降、5年目のシーズンにして初の10勝達成に成功した。
5回4被安打、1四球、7奪三振の1失点でヤンキース打線を封じ込め、前回の9勝目から8試合目にして10勝に到達し、長らく続いた“呪い”を払拭した。
菊池は初回に1失点を許したが、以降は5回まで追加点を与えなかった。特に4~5回は連続で三者凡退に抑え、圧巻の安定感を見せた。
その後、6回途中に首と肩を触りながら異常信号を見せ、球数82球で急きょ降板したが、リリーフ陣が勝利を守った。
菊池は最高球速154.7km、平均球速152.6km、ストレート30球、カーブ32球、スライダー20球の3球種を投げた。
ヤンキース戦の勝利により、菊池はシーズン30試合(158.2回)10勝6敗、防御率3.74、170奪三振をマークした。 メジャー初の10勝で、3点台の防御率も初めてだ。
去る8月3日のボルチモア・オリオールズ戦で9勝目を達成以後、7試合連続で勝利がなく3敗、防御率4.23と苦戦したが、同日の勝利で10勝目の高台を踏んだ。
ブルージェイズは打線も菊池を支えたが、リリーフ陣も好投を披露した。
菊池降板以降、イミ・ガルシア、トレバー・リチャーズ、ジョーダン・ヒックス、ネート・ピアソンと続いたリリーフが1回ずつ失点なしに抑え、リードを守った。
ガルシアがシーズン17ホールド目、リチャーズとヒックスが並んで11ホールド目を記録した。
(記事提供=OSEN)