「タイトなジーンズ」に「戦うボディ」をねじ込んでから20年あまり…引退予告のBoAに何があったのか

2024年04月10日 K-POP #音楽
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「タイトなジーンズにねじ込む わたしという戦うボディ」

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まだ“スキニージーンズ”というワードが一般的ではなかった時代、リスナーの脳に深く刻まれた歌詞だった。思わず「懐かしい」と言ってしまう平成世代の人間も多いはずだ。

この『VALENTI』を筆頭に、数々の名曲で平成の音楽シーンを彩ってきたBoAが引退を予告したと大きな注目を集めている。

2000年代の開始とともに、日本で巻き起こった韓流ブーム。ドラマ『冬のソナタ』で火が付いた韓国カルチャー人気が音楽シーンにも影響を及ぼしたのだが、その一翼を担ったのがBoAだ。

『紅白』に6年連続出場、平成の歌姫の一人

彼女は1998年にSMエンターテインメントのイ・スマン代表から直々にスカウトされ、長期に渡る厳しいトレーニングを積み、2000年に満を持して本国でデビュー。日本にやってきたのは、その翌年のことだった。

BoA
BoA(2024年3月撮影)

2002年1月に『LISTEN MY HEART』で顔を知らせると、同年8月リリースの『VALENTI』で本格的にブレイクした。これら以外にも、『メリクリ』(04)はクリスマスソングとして広く愛されたし、『QUINCY』のカップリング曲『コノヨノシルシ』も彼女のディスコグラフィーを語る上で外せない名曲だ。『紅白歌合戦』にも6年連続で出場したこともある。

今となっては日本での露出はほとんどないものの、全盛期は浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、安室奈美恵、倖田來未らとともに、平成の音楽シーンを彩った歌姫の一人だったのだ。

そんな彼女が引退を匂わせるような発言をした理由は一体、何なのだろうか。その原因の一つとして考えられるのが、7年ぶりとなったドラマ出演だと思われる。

今年1月クールに韓国で放送されたドラマ『私の夫と結婚して』でBoAは、カン・ジウォン(演者パク・ミニョン)との仲を引き裂こうとする、ユ・ジヒョク(演者ナ・イヌ)の元婚約者オ・ユラ役を演じた。BoAのドラマ出演は、2016年10月クールの『今週妻が浮気します』以来、およそ7年ぶりだった。

しかし、久しぶりだったことに加え、本業ではない演技に非難が殺到。その上、「顔が変わった」などの外見に対する苦言も多く噴出し、果てには“整形”したのではないかという心無い言葉まで出たほどだ。

Amazon Prime Videoでも配信された『私の夫と結婚して』はアメリカやヨーロッパでもブームを巻き起こし、大成功といえる結果で2月20日に最終回を迎えた。

演技への酷評、整形疑惑も

だが、BoA本人は数々の非難に耐えきれなかったのか、ドラマの終了から1カ月半後の4月6日、自身のインスタグラムに「もう契約が終われば、引退(原文では誤字)しても良いですよね?」とコメントを残した。

執拗な悪質コメントに対しては、「管理しなければしていないと悪口を言われ、(管理)したらしたで痩せすぎだから太れと言われ、太ったら豚みたいだと。そして、君たちの見た目は知らないが、人生をそんな時間で浪費するな」として、悪質コメントの投稿者に対して公に不快感をあらわしたりもした。

もちろん、このニュースは韓国で大々的に報じられ、一気に関心度の高いイシューとなった。

BoA
BoA(2012年9月撮影)

その後、BoAは翌日に再びインスタグラムを更新したのだが、「私の契約は2025年12月31日までです。その時までは本当に幸せに、歌手BoAとして最善を尽くすつもりです!心配しないでください」として、引退を“強調”するようなメッセージを残すのみだった。

突然の報告に驚いたファンは、韓国名物とも言えるトラックデモを敢行。主張内容としては、先述した整形疑惑や悪質コメントに無対応だった事務所への批判だった。SMエンターテインメントは沈黙を続けている。

ただBoA自身、元々一線から退く気ではあったのかもしれない。というのも、2014年からはSMエンターテインメントの理事としても活動しており、近年はオーディション番組(『MUSIC UNIVERSE K-909』『NCT Universe:LASTART』など)の審査員やMCを務めている。そのほか、最近では事務所の後輩であるNCT WISHのプロデュースも担当したことも記憶に新しい。

いずれにしても、彼女の演技が下手だとか、ビジュアルが変わったからといって、歌手として一時代を築いたことが無かったことになるわけではない。今後も数々の名曲とともに、後世に語り継がれることは間違いないだろう。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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