大谷翔平(30、ロサンゼルス・ドジャース)のエージェントが契約を結んだのには理由がある。
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彼の名はキム・ヘソン。韓国プロ野球、キウム・ヒーローズに所属する25歳の内野手だ。
キム・ヘソンは8月3日、ソウル蚕室(チャムシル)球場で行われた斗山(トゥサン)ベアーズとの14回戦に2番・二塁で先発出場し、5打数4安打3打点と猛打を振るい、チームを15-5の大勝に導いた。また、個人通算1000本安打の金字塔を打ち立てている。
キム・ヘソンの「25歳6カ月7日」での1000本安打は、今季からMLBサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーするキウムの先輩、イ・ジョンフの23歳11カ月8日に続く、歴代2番目の最年少記録だ。3番目は斗山(トゥサン)ベアーズの監督を務めるイ・スンヨプの25歳8カ月9日だ。
キム・ヘソンは東山(ドンサン)高校卒業後、2017年の新人ドラフトでプロ入り。そして入団7年目の昨年、137試合で打率.335、7本塁打、57打点、25盗塁のキャリアハイを記録し、3月のWBC、9月の杭州アジア大会、11月のAPBC(アジアプロ野球チャンピオンシップ)と代表としても活躍。そのうち、年齢別大会のアジア大会、APBCではキャプテンの重責を引き受けた。
2021年に遊撃手、2022年に二塁手としてゴールデングローブを受賞した、韓国球界初の男でもある。昨年は二塁手で再び受賞し、3年連続ゴールデングローブに輝いている。
そんなキム・ヘソンは今季終了後のメジャー進出を電撃宣言している。キム・ヘソンの才能に注目したグローバルスポーツエージェンシー「CAAスポーツ」と、6月3日にソウルで契約を締結した。
CAAスポーツの野球部門エージェントであるネズ・バレロ氏は、大谷翔平のエージェントとしてもよく知られており、大谷のメジャー進出とキャリアを支援してきた人物だ。昨年12月には、大谷とナ・リーグ西部地区最強チームのドジャースの10年総額7億ドル(約1015億円)のディールをまとめた“スーパーエージェント”として有名だ。
CAAスポーツは「キム・ヘソンはとても良いツールをたくさん持っている。おそらく、多くのメジャー球団が魅力を感じるだろう」とし、「キム・ヘソンは攻撃、守備、走塁のすべての部門で優れている。スピードも非常に良く、アメリカに行っても多くの盗塁を成功させるだろう。また、守備でも内野、外野に関係なく、多彩なポジションでのプレーが可能だ。チーム構成において多様性を提供できる魅力的な選手だ」と、契約成立の背景を説明している。
キム・ヘソンは今年、メジャー複数球団のスカウトが見守るなか、連日のように猛打を振るっている。92試合で打率.342、11本塁打、64打点、24盗塁、67得点、OPS.911の成績を残しており、得点圏打率も.415に達する。得点圏打率2位、打率6位、安打数7位(125本)、出塁率9位(.404)だ。
キウムのホン・ウォンギ監督にキム・ヘソンの活躍の秘訣を尋ねると、「野球に対する情熱、欲が多い選手だ。新人時代からいつも満足を知らなかった。勝負に対する執着も強かった」として、「現在、打線の中心として多くの安打と打点を上げている。攻撃面で莫大な才能を持っているのは事実だ」と評価した。
(記事提供=OSEN)
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