いわゆる「慰安婦像」にキスをするなど、韓国で迷惑行為を繰り返してきたアメリカ人ユーチューバーに対する告発状が提出され、警察が捜査に乗り出す。
10月30日、警察によると、ユーチューバーのジョニー・ソマリに対して暴行および薬物使用の2つの疑いで告発状が提出された。警察は、彼の容疑について捜査を開始する予定だ。
そもそもジョニー・ソマリは2023年に来日し、9月に建造物侵入の疑いで逮捕され、10月に牛丼チェーン「すき家」で大音量の音楽を流したとして威力業務妨害の疑いで再逮捕されたこともある人物だ。
彼は韓国でも「平和の少女像」にキスをしたり、上半身を脱いで卑猥なダンスを踊る姿を動画に収めたりして、物議をかもしていた。また、10月17日には韓国のコンビニで大音量の音楽を流したり、ラーメンのスープをテーブルにこぼしたりし、地下鉄の車内でわいせつな動画を再生する様子を動画に投稿していた。
そんなソマリに対して、韓国では様々な行動が始まっている。彼の行為に怒った格闘技系ユーチューバーが、ソマリの居場所を突き止めた者に200万ウォン(約22万円)の懸賞金を提示した。
また、10月24日と27日にはソマリのライブ配信中に、ユーチューバーと思われる男性たちが暴行を加えた。
それで大人しくなるソマリではない。彼は自身のYouTubeアカウントが閉鎖されると、別のアカウントで「安倍晋三、俺は君のために韓国人を打ち負かした(Shinzo Abe! I Defeated The Koreans For You)」などと投稿した。
10月29日には、ソマリが仁川(インチョン)国際空港で撮影したとみられる写真を投稿し、国外へと逃亡したという疑惑が浮上した。しかし警察によると、彼はまだ出国していないという。
警察の捜査が始まるというニュースを受け、韓国オンライン上では「笞刑(鞭打ちの刑)が答えだ」「国家レベルでの侮辱的な発言や行動、誰かが告発しなくても、国がもっとコントロールすべき」「捕まえて反省させるまで出国させるな」「永久追放が妥当」といった声が上がった。
韓国ユーチューバーなどに加え、警察までもが動き出したことで、“ソマリ騒動”の今後に大きな注目が集まっている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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