その中でも、もっとも注意しなければならないのが、「騒音と臭い」であり、それはお隣・韓国でも変わらない。
日本よりも先に値上げや“店内全面禁煙”をはじめた韓国「タバコ事情」
実際、9月にはある喫煙者が層間タバコの匂い被害を訴えるアパートの隣人たちに「そちらが我慢しろ」という張り紙を掲示。ネットに晒されて、大バッシングを受けるという事実もあった。
国民権益委員会によると、昨年、国民新聞庫に受け付けられた層間タバコの臭い(間接喫煙)被害苦情は2844件で、2019年(2386件)より19.2%増えていることが明らかになっている。
確かに、タバコの臭いや煙は非喫煙者にとって不快であり、健康面でも遠慮して欲しいところだろう。
ところが、最近ではタバコの臭いどころではない、とあるバッシングが韓国ネットに晒され、大きな話題を集めている。
それが、「アパートでサムギョプサルを焼くな」という驚きの内容だ。
去る12日、あるオンラインコミュニティに「夕飯の準備をしていたら、アパート内のアナウンスで『サムギョプサルを焼く臭いに苦痛を感じる隣人がいるのでお控えください』という告知がされたと書き込まれたのだ。
この記事を書いた筆者は「アパートでサムギョプサルを焼くことすらできない時代になったのか……」と嘆いていたが、これには多くの韓国ネット民が憤慨した。
「さすがに肉を焼く臭いくらいはいいんじゃないか?」
「タバコと違って害はないだろう。神経質すぎる」
「こんなこと言われたら、俺なら怒鳴り込んでしまうだろうな」
「むしろ、ドア全開で焼いてあげなさい」
「もはや集合住宅に住むのは無理な人種だな」
お昼時や夕飯時、住宅街を歩いていると食欲のそそる香りが……。誰しもが経験したことがあると思うのだが、寛容さが失われていく昨今、そうしたちょっとした日常生活にも気をつけなければならなくなるのは回避したいところだ。
文=サーチコリア編集部
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