人口減少が大きな問題となっている韓国。この度、新たなデータが公表され、予断を許さない状況であることがわかった。
【注目】「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」“人口絶壁”の原因は?
韓国統計庁は7月28日、「2021年の人口住宅総調査結果」を発表した。「人口住宅総調査」は、住民登録統計や人口動向とは異なり、外国人など韓国に居住するすべての人を包括する。外国人流入、内国人流出なども集計対象だ。
これによると、2021年11月1日基準の総人口は5173万8000人で、前年同月よりも9万1000人減少したことがわかった。
総人口が減ったのは集計が始まった1948年以来、初めてのことであり、3年前に統計庁が出した予想より早い。統計庁の分析によると、本来ならば2028年から減少が始まる予定だったのだ。それが8年も早まってしまう結果となった。
主な原因として、死亡者が出生者よりも多く、自然な人口減少が2年続くなか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外国人の入国が急減したことが決定的な要因だった。
これには韓国内でも「我が国の消滅が心から心配される。今後は代替人員として外国人労働者が急増して、混血人が増えるだろう」「それだけ国に希望がないということ」「性急な性質な韓国人だけに、国が老いるのも性急だ」など、悲観する声が多く上がった。
ユン・ソギョル政権は人口減少に歯止めをかけることができるのか。急務である。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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