韓国で銭湯が最盛期だったのは2003年。当時、全国には9919店とおよそ1万近い数の銭湯が営業していた。
しかし、それからおよそ20年あまりの間で、その数は6012店にまで大きく減ってしまった。
韓国で銭湯の数が大きく減ったのは、なんと最盛期の翌年である2004年だ。その原因として挙げられるのが、日本のスーパー銭湯に近い「チムジルパン」の台頭である。
このため、「湯船にゆっくり浸かる」よりも、「サウナに入り、シャワーで済ます」という行為へと日常的に変化していったのだ。
こうした流れは日本とも重なる部分がある。現在、日本では空前のサウナブームが起きているが、その陰では昔ながらの銭湯がひっそりと役目を終えているかもしれない。それはそれで悲しいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)