韓国の市民団体「キリスト教倫理実践運動」は最近、満19歳以上の全国成人男女1000人を相手に実施したアンケート「韓国教会の社会的信頼度世論調査」の結果を発表した。
その結果、「韓国の教会を信用しない」という回答が74.0%を記録したことが明らかになった。
2020年1月に実施した同様の調査では、「韓国の教会を信頼しない」という回答が63.9%だったこともあり、たった3年で不信感が10.1%も上昇する形となったのだ。
こうした結果となった原因として考えられるのが、新型コロナウイルス感染拡大時の教会の対応が大きい。
なかには、韓国国内で新型コロナが感染拡大したのは「教会が無責任に集会を許容したこともある」という意見まで挙がったほどだ。
また、韓国の教会が信頼度を高めるために改善すべき課題としては、「教会利己主義」(34.2%)が最も多く挙げられた。
続けて、「牧師たちの生活態度」(19.6%)、「不透明な財政使用」(17.9%)、「ほかの宗教に対する態度」(17.3%)といった回答が見られた。
こうした結果に、韓国国内では「我が国の教会は神を信じる場所ではなく、金を稼ぐ場所になっている」「やっていることが胡散臭すぎる」など、現体制に対して怪しさを感じている人が多かった。
教会は人々にとって心安らぐ場所であってほしいものなのだが…。
(文=サーチコリアニュース編集部)