韓国警察庁の統計資料によると、祝日の連休期間は空き巣が通常より約20%多く発生することがわかっている。
また、ギフト配達が増えることから、宅配業者を装ったスミッシング詐欺も横行している。
スミッシングとは「SMS phishing(SMSとフィッシング)」の混成語であり、巧妙なショートメッセージ(SMS)を使い、標的となる受信者にURLリンクをクリックさせるよう仕向け、個人情報を送信させたり、スマートフォンに悪質なプログラムをダウンロードさせるフィッシングの一種だ。
実際、金融当局によると、直近3年間で発生したスミッシング届(受付)・遮断件数は合計151万7705件と集計され、このうち毎年名節期間(1・2・9月)に発生した件数は全体の42.2%(63万9809件)を占めている。
大型連休期間の犯罪増加には、韓国国内でも「大型連休に家を空けるときは用心が必要」「犯罪者が大手を振るっている現状が嘆かわしい」など、被害の多さを嘆く声が多く見られた。
韓国政府としても、秋夕期間中は関係省庁と協力して24時間安全対応体系を設け、サイバー犯罪取り締まりを重点的に実施するとしている。
とはいえ、最終的に自分を守ることができるのは自分自身である。犯罪者に隙を与えないよう、日頃から用心することが重要だろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)