11月27日、無人アイスクリーム店を運営するA氏によると、前日の26日16時頃、怪しい男性B氏が入店したという。
B氏は陳列している商品を手に取ると、袋に入れたかと思えば、店内のあちこちに商品を投げ捨て始めた。さらには服を脱ぎ、タバコを吸い始め、吸い殻までも床に無造作に捨てる始末だった。
そのような奇行を30分ほど繰り返した後、B氏は一度退店するも、同日20時に再び入店。そこでも同様の奇行を繰り返していた。
奇行を行なっている間には女子学生が入店する一幕もあったが、B氏は女子学生に「黙っていないと君たちの学校に行く」と脅し、商品を入れた袋を手渡したという。
B氏に恐怖を抱いた女子学生はすぐに逃げだし、10分後に友人と店に戻り手渡された袋を店舗に返した。そして、店舗内に記載された電話番号からA氏に連絡し、現状を伝えたという。
A氏によると約10万ウォン(日本円=約1万円)の盗難被害があったというが、B氏の奇行はこれで終わりではなかった。なんとB氏は同日21時30分頃に別の店舗に訪れ、同様の行為を繰り返したというのだ。
A氏はB氏の行方を追っているが、27日時点ではまだ所在はつかめていない。
あまりにも理解不能な事件に、韓国ネット民からは「人を信頼して運営する無人店で、こういうことをする人間は厳罰に処すべきだ」「精神的に問題があるのでは」「怨恨の線もあると思う」など、多くのコメントが挙がっていた。
性善説を基に運営されている無人販売所。その理想的な運営方法は、苦しい不況にあえぐ昨今ではまだ難しいのかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)