音楽やドラマなど、様々な韓国カルチャーが世界的な広まりを見せている昨今。同様に愛されているのが韓国料理だ。
【注目】おでんに尿…?食べ物も粗末に扱う韓国の“バイトテロ”
有名どころで言えばキムチ、ピビンバ、チヂミなどだろう。ほかにも、「辛ラーメン」をはじめとしたインスタントラーメンの人気も高い。
ただ、これら韓国料理を作る上で欠かせないのが“ごま油”だ。野菜の和え物であるナムルにも入っているし、チヂミを焼く際にも使われている。ごま油の香ばしさは、韓国料理の特徴の一つと言っても過言ではない。
そんな国民的調味料に危機が訪れている。
5月30日、韓国流通業界によると、ごま油史上2位の食品メーカー「CJ第一製糖」は今月初め、大型スーパーなどにおける、ごま油製品の販売価格を15%ほど引き上げたという。
1万3000ウォン(約1480円)から1万4950ウォン(約1700円)と15.0%アップした「白雪の香ばしさたっぷりごま油」(500ml)をはじめ、軒並み15%ほど値上げされている。
CJ第一製糖関係者は、韓国メディアを通じて「ごま油製造において原価の大部分を占めるごまとごまパウダーの価格が、世界的な不作で今年第1四半期には昨年よりも20%ほど値上がりしたため、製品の価格の引き上げは避けられなかった」と伝えている。
ごま油の値上げは家計に響くだけではなく、あらゆる料理に使われているため、外食産業に影響を及ぼすだろう。
この報道を受け、ネット上では「CJしっかりしろ」「価格は引き続き上昇するだろう。全世界の食糧難が始まると、韓国国民は皆死んでしまう」「給料以外は全て上がる…人件費が最もかかるというが、それは本当か?」など、嘆きの声があがっている。
なお、値上げの対象はごま油に限ったことではない。海苔、お菓子、ドリンクなどの食品のほか、乾電池、使い捨てカミソリなどの日用品も値上げする予定だ。
値上げによる家計の圧迫は韓国に限らず、日本でも深刻な問題だ。政府の早急な対策が求められているのは間違いない。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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