韓国で列車の「脱線事故」が増加傾向であることが発覚!2023年は20件も発生していた

2024年10月11日 社会
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韓国で列車の脱線事故が近年、増加傾向にあることが発覚した。

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過去5年間、全国で計50件の列車脱線事故が発生しており、そのうち20件が2023年に発生していたのだ。

10月11日、国会・国土交通委員会所属のアン・テジュン議員が韓国鉄道公社から受け取った資料「最近5年間の年度別列車脱線事故の現況」によると、2020年から2024年8月末までに発生した脱線事故は計50件だった。

そのうち乗客を乗せた列車の脱線事故が15件、車両の脱線事故が35件発生している。

年度別に見ると、2020年2件、2021年9件、2022年15件、2023年20件と増加傾向だ。今年は8月までに4件が発生したという。

脱線事故の件数だけでなく、被害額も増加傾向にある。2020年1億6240万ウォン(約1790万円)、2021年7480万ウォン(約820万円)、2022年19億3370万ウォン(約2億1360万円)、2023年32億1040万ウォン(約3億5460万円)と、特に最近の2年間で大幅に増加した。

電車
(写真=Pexels)

記憶に新しいところでは、2023年7月に回送列車が京釜線のメクポトンネルを通過中に、土砂崩れによる線路内の土砂流入で脱線した事故がある。その際の被害額は27億3200万ウォン(約3億140万円)で、最も大きな被害を出した。

また2022年1月、KTXサンチョン第23列車が京釜線を走行中に製造上の欠陥による車輪破損で軌道を逸脱する事故もあった。その被害額は14億4870万ウォン(約1億5980万円)だった。

人的被害については、2022年11月、ムグンファ号1567列車が京釜線・永登浦駅の構内ポイント通過中に脱線し、乗客など12人が負傷。また、前述した2023年7月の土砂崩れ事故では機関士1人が負傷している。

資料を公開したアン・テジュン議員は「毎年繰り返される列車脱線事故の背景には、徹底した安全点検や先制的な対応が不十分であることがある」とし、「鉄道事故は大きな人的・物的被害につながりかねないため、徹底した安全点検と対策の強化が必要だ」と強調した。

増加傾向にある列車脱線事故の件数を今後抑えることができるか、注目したい。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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