韓国から購入した台湾で運用中の列車が問題だらけ…当初は「世界で最も美しい列車」と絶賛も

2022年04月14日 社会 #びっくりニュース
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日本への好感度が高いことで知られる台湾。台湾の民間団体である民意教育基金会が2018年に公表した世論調査の結果によると、「日本に対して良い印象を持っている」と答えた台湾人は84.6%に上る。

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一方で、台湾とお隣・韓国との関係はお世辞にも良好とはいえない。最近そんな台湾と韓国間で、あるトラブルが起り、注目を集めている。

問題となったのは、2021年4月に韓国が台湾に輸出した“列車”だ。その列車に故障が多発しており、台湾現地では大きな不満が高まっているというのだ。

問題の列車は、台湾鉄道が韓国から正式に輸入して運行を始め、当初は「世界で最も美しい列車」という別名がつくほど関心が集中したという。 

しかし運行を始めてわずか1年の間に漏水、扉の故障など、なんと685件以上の問題が発生していたことがわかった。ほぼ一日2件の問題が発生する頻度だ。

(写真=オンラインコミュニティ)漏水が目立つ問題の列車

こうした状況に、台湾のオンライン上では「安全保守に対する水準の高い改善を要求する」との声が高まった。

一部からは「“世界で最も美しい列車”といわれた列車が、実は世界で最も不安全なものだった」「巨額のお金で韓国から持ち込んだ列車から、わずか1年で700件近い故障が報告されているのは、明らかに大きな問題だ」「 台湾住民の血のようなお金で、やっと列車を輸入してきたのにこのありさまで残念だ」と、台湾当局と韓国を同時に非難する声が多く上がった。

この報道に対して韓国ネット民は「韓国産のエアコンをつけようとしたけど、 自分たちが直接やろうとオプションからハズしたから起きたというのが真実」「中国産部品を強制的に使ったのは台湾だ。中国製の不良は中国人の責任です」と、問題の原因は中国にあると強く反発している。

台湾と韓国の間に巻き起こっている不満の声。「世界で最も美しい列車」を巡る対立は当分、続きそうだ。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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