韓国では最近、結婚する人が増加傾向にある。
1月27日、韓国統計庁の人口動向によると、2024年11月の婚姻件数は1万8581件で、前年より1887件(11.3%)も増加したことがわかった。
実は、韓国では結婚数が2024年4月から8カ月連続増加傾向を示していて、同年7月からは5カ月連続で2桁の増加率を記録している。
人口1000人当たりの婚姻件数を意味する婚姻率も、2023年11月の3.8件から2024年11月は4.4件に上昇している。昨年1~11月の累計婚姻件数は19万9903件で、前年比で13.5%増となっており、年間婚姻件数は20万件突破を目前だ。
意識面での変化も見られ、統計庁の「2024年社会調査結果」によると、「結婚しなければならない」と考える国民の割合は52.5%と過半数を占め、過去8年間で最高値を記録した。
婚姻件数が増加するなかで、離婚件数は減っている。昨年1~11月の累計離婚件数は8万3599件で、前年比で1.8%減となった。5年連続の下落傾向になると見られている。
こうした状況に、韓国内では「婚姻件数が増えたのは、90年代生まれの最後のベビーブームが結婚適齢期だから」「結婚・出産支援の政策が生んだ成果かもしれない」「とても良いニュース、韓国を復興させよう!」など、喜びの声を上げる人も多い。
出生率の低さ(2023年の合計特殊出生率0.72)が危惧されている韓国だが、結婚する人の増加はその改善に良い影響を与えると期待される。
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