死刑執行から45年が過ぎて…韓国の朴正煕元大統領を暗殺した元中央情報部長、再審の開始が決定

2025年02月19日 社会 #時事ジャーナル
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1979年10月26日に朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領を暗殺した罪で死刑判決を受けた金載圭(キム・ジェギュ)元中央情報部長の再審が始まる。

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2月19日、法曹界によると、ソウル高等裁判所・刑事7部(イ・ジェグォン、ソン・ミギョン、キム・スルギ部長判事)は、内乱目的殺人などの容疑で死刑を宣告された金元部長の再審を開始することを決定した。

金元部長の死刑が執行されてから45年が過ぎようとしている。

金元部長は1979年10月26日、ソウルの宮井洞(クンジョンドン)の秘密施設で、朴元大統領と車智澈(チャ・ジチョル)元大統領警護室長を殺害した罪で起訴された。内乱目的殺人などの罪で死刑が確定し、1980年5月に刑が執行された。

これは韓国において憲政史上初の現職大統領暗殺事件であり、朴元大統領の最側近の一人であった金元部長の犯行動機について、事件後も数十年にわたり様々な推測や主張が乱立した。

(写真=韓国陸軍)陸軍第3軍団(左)と第6師団の歴史館に掛けられていた金載圭の写真

金元部長の遺族が裁判所に再審を請求したのは、2020年5月のことだった。

当時、遺族側は「新軍部(全斗煥ら)の不法介入により、公正な裁判が行われなかった」と主張し、「金載圭という人物に対する歴史的な議論が進化し、新たな段階へと進むきっかけになってほしい」と嘆願した。

これを受け、裁判部は再審請求から約4年後の2024年4月に初めて審問期日を開き、その後10カ月間にわたり、事件の再審開始の可否を検討してきた。

(記事提供=時事ジャーナル)

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