賞味期限が1年以上過ぎたゼリーを小学生に配った40代の韓国女性が、子どもたちの体調不良を引き起こしたとして警察に書類送検された。
6月12日、韓国・仁川(インチョン)の富平(プピョン)警察署によると、この40代女性Aは業務上過失致傷の疑いで在宅のまま立件され、現在捜査を受けているという。
Aは11日12時25分頃、仁川市・富平区のある小学校の正門前で、小学5年生の児童6人にゼリーを配布。そのうち4人が体調不良を引き起こしたとされている。
警察の調べによると児童たちは全員同級生で、昼休みに校庭で遊んでいたところ、正門付近にいたAからゼリーを手渡されたという。その後、ゼリーを食べた4人が吐き気などの症状を訴え、病院に搬送された。幸いにも、いずれも命に別状はないとされている。
問題となったゼリーは、賞味期限が1年以上過ぎていた商品であることが判明した。Aは警察の取り調べに対し「自分で食べてみて大丈夫だったので、子どもたちにもあげた」と供述しているという。
警察は現在、ゼリーの成分分析を国立科学捜査研究院に依頼するとともに、Aが賞味期限切れであることを認識していたかどうかについても詳しく調べている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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