オンラインゲームで知り合った恋人を騙して1億ウォン(約1000万円)以上を巻き上げ、経済破綻に追い込んだ韓国20代女に実刑が言い渡された。
9月5日、春川(チュンチョン)地裁刑事1単独(ソン・ジョンファン裁判長)は、詐欺の罪に問われた女A(29)に懲役1年を言い渡した。Aは2022年11月から昨年8月までの間に、交際相手のB氏から計105回にわたり1億ウォン以上を騙し取った罪で起訴されていた。
2人はオンラインゲームで知り合い、交際を開始。その後、Bに対して数々の嘘で金を要求した。例えば「父が肺がんにかかり、病院代が急ぎで必要だ。お金を貸してくれれば父が経営する会社を売却して返す」などの嘘だった。
しかし調べの結果、Aの父親が肺がんに罹っているという事実はなかった。AはBから騙し取った金を借金の返済やオンラインゲームのアイテム購入、生活費などに充てていたとされる。Aの犯行により、B氏は個人再生を申請するなど、事実上の経済破綻に追い込まれた。
裁判所は「金銭を詐取する目的で数々の虚言を弄し、人間関係に基づく信頼を利用して犯行に及んだ点で、罪質は極めて悪質だ」と指摘。さらに「被害者は法廷に直接出廷し、自らの経済的・精神的被害を訴え、厳罰を求めている。被害額の大部分が依然残っており、償還には少なくとも5年以上かかるうえ、被告人の立てた返済計画が実際に履行されるかどうかも極めて疑わしい」と断じた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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