島根県で行われた「竹島の日」の式典に政府代表として参加した自民党の今井絵理子内閣府政務官に対して、日本現地で非難の声が上がっているとのニュースに韓国が敏感に反応している。
『日刊スポーツ』は2月23日、「今井絵理子氏、政府代表での『竹島の日』式典参加を報告 登壇時など聴衆からヤジのような罵声も」という記事を公開し、「式典に今井氏が登壇する際やあいさつ中には、聴衆からやじのような罵声が飛ぶ場面もあった」と報じた。
それを受けて「“独島（＝竹島）は日本領土”日本アイドル出身次官、やじ・悪口を浴びたというがなぜ？」（『ソウル経済』）、「“独島は日本領土”と叫んだ前職アイドルに“消えろ”という日本人たち」（『ニューシス』）、「“竹島の日”行事に参席した前職アイドルに“やじ”…その理由とは？」（『メイル経済』）などと、韓国メディアが取り上げた。
今回の式典で今井政務官は、政府代表として出席したことを報告し、「日本海に浮かぶ竹島は、島根県隠岐の島町の行政区域であり、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国固有の領土」と述べた。
この主張自体は日本政府と一致したもので批判される点はないが、問題は、今井政務官の私生活に関する様々なスキャンダルだと見られている。
韓国メディアは、今井政務官が過去にアイドルグループ「SPEED」のメンバーとして活動したこと、また2016年の政界入り後も様々なスキャンダルがあった点を強調した。
具体的に、「特に2017年には、2人の子どもがいる既婚男性である同党議員との不倫疑惑が浮上した。当時、現地メディア『週刊新潮』が公開した写真には、深夜に時間差で宿泊施設から出る2人の姿や、新幹線の中で手をつないで眠っている様子が写っていた」と紹介する韓国メディアが多かった。
こうした過去を持つ人物だけに、日本のオンライン上で「私たちは芸能人や有名政治家ではなく、大臣や閣僚を呼んだ」「重要な行事なのに軽く見える」「あなたはその場にいて何をしたのか。結果で証明すべきだ」といった批判的な声が上がったという見方だ。
今井政務官に日本国内で批判の声が上がったという「竹島の日」式典について、韓国のオンライン上では「自国の領土なのに行けない？行けない土地は他国の土地だろ」「すでに我が国の領土なのに国際裁判をする必要なんてない」「日本人の関心を集めたいだけで、独島が韓国のものということはみんな知っている」といった反応が寄せられた。
いずれにしても第20回を迎えた今年の『竹島の日』は、日韓で大きな話題となったことは間違いない。
（文＝サーチコリアニュース編集部O）
■「日本は独島を自国領と認識していなかった」韓国が“19世紀の古地図”を根拠に主張
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