『イカゲーム』やBTSなどエンタメ分野で世界的な地位を手にした韓国だが、未曾有の就職難や経済格差などの問題も多く、国家としての立ち位置が難しいともいえる。
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こうした状況を韓国の人たちはどう思っているのか。あるアンケート調査に注目が集まっている。
10月2日、韓国文化日報世代認識アンケート調査によると、「国益のために私の利益を犠牲にすることができる」という認識に対する同意の割合は、世代が上がるほど高かった。
実際、20代は該当認識に同意比率が23.8%に過ぎなかったが、30代は25.8%、40代は41.6%、50代は50.2%に達した。
一方で、韓国を先進国と見る割合は20代が64.0%で最も高く、20代は韓国を発展途上国(33.4%)や後進国(2.6%)と見る割合が最も低かった。
この回答は世代別で大きく乖離しているのも特徴だ。
30代は「韓国を先進国」と考える割合が52.6%で最も多く、発展途上国(40.8%)や後進国(6.6%)と見る割合も最も高かった。なお「韓国を先進国」と考えると回答したのは、40代が54.6%、50代は55.8%という集計になった。
「韓国を先進国だ」と回答した人の理由としては、「サムスン、LGなどグローバル企業が世界的に成果を出している」というのが多かった。
また、20~30代の回答の中には、「イカゲームやBTSなど、韓流ブランドは世界に通じたから」と答える人も多かった。ちなみに、こちらの回答は、40代や50代など年代が上がるにつれて下がっている。
また、「韓国は住みやすい国だ」「生まれ変わっても韓国人になりたい」という回答は、前世代でそれぞれ60~70%台で韓国に対する肯定的な認識を見せたのも印象的だ。
一方、こうした調査結果に対して、韓国ネット民の間では「生まれ変わるのなら韓国人というより金持ちの子がいい」「文化的には世界的ブームを作ったけど、それ以外は…」などの意見が見られた。
「ヘル朝鮮」や「無銭無業」など、韓国ネット民の中では自国を下げる風潮が強い韓国だが、実際には自分の国に誇りを持っている人も多い。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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