【韓国の兵役のギモン③】スターたちの不祥事で廃止された“芸能兵制度”

2021年12月05日 その他 #兵役関連
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当時、芸能兵として服務していた歌手のSE7EN、Mighty Mouthのサンチュにいたっては、慰問公演の後に街に出かけて私服で飲酒。飲み会が終わると、風俗店に入る姿がカメラにとらえられた。決して許されない服務中の大失態は、大きな波紋を呼んだ。

こうして国防長官の直接的な指示で、芸能兵に対する監査が行われることに。そして国防部は芸能兵たちへの懲戒とともに、最終的に制度自体の廃止を発表したのだった。

SE7ENやサンチュら懲戒対象8人のうち7人は部隊内の監獄に、1人は謹慎処分となった。そして芸能兵12人全員が戦闘部隊である野戦部隊に配置されることとなった。

それに伴い、当時芸能兵として兵役を務めていたSUPER JUNIORのイトゥクをはじめ、キム・ムヨル、イ・ジュニョクらは、一般部隊に配置されることに。何よりも、今後入隊を控えている男性芸能人たちにとっては、手痛い結果となった。

特別扱いなし! ソン・ジュンギの入隊

“芸能兵廃止”という衝撃のなかで入隊したのがソン・ジュンギだ。

2013年8月、人気絶頂期に映画でもドラマでもなく兵役を選択して入隊したソン・ジュンギは、一般部隊に配置。過酷な軍生活を心配するファンの声もあるなか、分隊長の腕章をつけた彼の写真が公開されるなど、元気な姿を見せていた。

しかし2014年6月に、ソン・ジュンギが所属する部隊で12人が死傷するというショッキングな銃乱射事件もあった。やはり、芸能兵に比べて危険度は上がったといわざるを得ないだろう。

特別扱いを受けることなく入隊したからか、ソン・ジュンギは入隊後、評価がさらに跳ね上がったという意見が多い。入隊前に撮影した広告の一部は再契約が実現し、軍服務中も多くの収益を上げていたとも伝えられていた。除隊後の活躍は、言うまでもない。

いずれにせよ、「芸能兵制度」が廃止されたことで、韓流スターにも特別扱いはなくなったといえる。では次回は、より具体的に韓流スターたちの軍隊生活を見ていこう。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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