世界中の注目を集めるロシアとウクライナ。緊迫する両国の動向は、誰しもが気にかける問題だ。
そんな情勢の中、4月25日、ウクライナ政府が昭和天皇をナチス・ドイツの独裁者ヒトラー、イタリアのファシズム指導者ムソリーニと同列に扱った動画をツイッターに投稿し、日本政府の抗議を受けて問題の部分を削除した。
【注目】NHKの“日韓関係”世論調査結果に韓国「あなたたちが変われ」
問題となったのは「現代ロシアのイデオロギー」と題した動画。ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領を批判する映像の中で、昭和天皇、ヒトラー、ムソリーニの顔写真を並べて「ファシズムとナチズムは1945年に打ち負かされた」と記していた。
ウクライナ政府は、この件に関して日本に正式謝罪した。しかし、この一件は世界中の注目を集め、お隣・韓国でも報じられた。韓国オンライン上の反応は冷ややかだ。
「同じ立場のドイツやイタリアは反論していないのに、日本が何で怒る」「日本がどれほど腐ったかを示す事例。反省するドイツとイタリアからは抗議がないのに日本は…」「日本が第二次世界大戦を起こした戦犯国家であるのは正しい事じゃない?」「それでも日本がいいというユン・ソギョル、彼は一体何だ」「日本は自分が侵略国であることをほとんど知らない」
ネット上では多くの意見が交わされているが、その大部分が「ウクライナは間違ったことはしていない」という点で共通している。
2022年5月に韓国で政権を発足させる尹錫悦(ユン・ソギョル)次期大統領は、文在寅(ムン・ジェイン)政権に悪化した日韓関係の立て直しを図ろうとしている。ただネットユーザーの反応を見る限り、前途は明るいようには思えない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
前へ
次へ