日本と韓国には様々な問題が残っているが、特に根深いものとして「日本海」と「東海(トンヘ)」の名称問題がある。
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日本は「日本海」、韓国は「東海」と呼称しており、その正当性をめぐる議論が続いている。
少なくとも、日本の商品で「日本海」を「東海」と表記した例は聞いたことがないが、韓国の商品では「東海」を「日本海」と表記してしまった例があるという。東海だけでなく、「独島(ドクト:竹島の韓国呼称)」の表記ミスも多いというのだから、興味深い。
12月27日、誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は、自身のフェイスブックを通じて「国内で販売されている様々な商品において、東海と独島に関する表記ミスが多く確認され、議論を呼ぶことが予想される」と切り出した。
彼が取り上げたのは、韓国で販売された地球儀とマグネットだ。
オンラインユーザーから情報提供を受けたというソ教授は、「地球儀の場合、韓国語では“東海”と表記されているが、英語では“Sea of Japan(日本海)”と記載されている状態で堂々と販売されている」と指摘した。
また、「国内の有名観光地で販売されている韓国地図のマグネットでは、独島が英語で“Dokdo”ではなく“Dogdo”と表記されていることが問題となっている」と取り上げた。
単純なスペルミスだが、独島が韓国にとって重要な領土であることを考えると、非常にデリケートな問題だ。
ソ教授は「製造業者や販売業者は意識を改めるべきだ」とし、その理由として「こうした状況は日本に口実を与えるからだ」と主張した。
そして「これまで海外での東海や独島の表記ミスを粘り強く是正してきたが、来年からは国内での表記ミスも併せて改善していきたいと思う」と誓った。
ソ教授の細かすぎる指摘について、オンライン上では「その製造業者を公開してほしい」「本当に考えなしに作っているメーカーがあるとは」「愛国はできなくても売国はするな」「これは単純なミスなのか?恐ろしい」など、業者への批判の声が上がった。
いずれにしても「日本海」と「東海」の名称をめぐる議論は、今後も継続していくのだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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