韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が非常戒厳令当時、警察庁長に計6回電話をかけ、「国会に入ろうとする国会議員を全員逮捕しろ。国会議員たちは全員、布告令違反だ。逮捕しろ」と指示していたことが確認された。
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この内容は、1月15日、尹大統領が捜査当局による逮捕状執行直前に「国民の力」議員たちとの面談で、「(国会議員逮捕の指示は)話にならないことだ」と否定していた発言と矛盾するものだ。
1月16日、最大野党「共に民主党」のキム・ヨンミン議員が法務部から受け取ったチョ・ジホ元警察庁長などに関する検察の公訴状によると、尹大統領は非常戒厳を布告した昨年12月3日23時30分から翌日午前1時3分、すなわち布告令発表前後から国会で非常戒厳解除要求案が可決される直前の間に、チョ元庁長と計6回の通話を行ったことが確認された。
このとき、尹大統領はチョ元庁長に対し、「チョ庁長、国会に入ろうとする国会議員を全員逮捕しろ。連行しろ」と指示し、「違法だ。国会議員たちは全員、布告令違反だ。逮捕しろ」と命じていたことが明らかになった。
当時、布告令第1号には「国会と地方議会、政党の活動と政治的結社、集会、デモなど一切の政治活動を禁止する」と明記されていた。
公訴状に記載されたこれらの内容は、尹大統領が「国民の力」議員たちに弁明した内容とも矛盾する部分だ。尹大統領は1月15日、捜査当局による逮捕状執行直前にクォン・ヨンジン議員らと約1時間半にわたり会話を交わした。
その際、クォン議員はクァク・ジョングン元特殊戦司令官の証言を取り上げ、「国会議員を全員連行して逮捕せよと指示したということか」と鋭い質問を投げかけた。
これに対して尹大統領は、笑みを浮かべながらクァク元司令官と通話した事実は認めたものの、「国会議員をそのとき連行してどうするというのか。話にならないことだ」と述べたとされる。
(記事提供=時事ジャーナル)
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