去る2月、日本で興行収入100億円を突破したアニメーション映画『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』が韓国で上映されると、たちまち開封1週間で観客動員数1位を獲得。少し前には映画『鬼滅の刃』も大ヒットしており、日本アニメに対する関心は想像以上に高い。
また映画のヒットに合せて両作品のコミックは、韓国内の書籍ランキングでも1位となっている。
さらに子供から大人までも魅了しているのが、ポケットモンスターだ。韓国では最近、SPCサムリプからシール付きの「ポケモンパン」が発売されたのだが、コンビニに発注制限がかかるほどの人気であり、一部ではシールを3倍以上の価格で販売する転売行為が問題になっている。
自国コンテンツに絶大な自信を持っている一方で、日本文化の影響も確実にある。こうした現状を韓国の人たちは、どう思っているのだろうか。
オンライン上のコメントを見ていると、意外にも好意的に受け入れられていることがわかる。
「アニメは昔から日本が世界1位」「『呪術廻戦』も『鬼滅の刃』も本当に面白い。もともと日本が嫌いだったけど、アニメから日本に興味が生まれて、今では日本が好きになった」「いい文化やエンターテインメントはお互いに交流して楽しむことだ」「それぞれが得意な分野で1位になって、相乗効果で盛り上がればいい」
最近は物騒な話題も多いが、エンターテインメントが両国の“友好の架け橋”となってくれればと願うばかりだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)