日本では「まん延防止等重点措置」が解除されたことにより、街中のお店も活気を取り戻しつつある。お隣・韓国も4月18日から自粛を全面解除した。これによって、街に活気が戻ってくるだろう。
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ただ全面解除といっても、すべてが以前に戻るというわけではなく、映画館や室内体育館などでの飲食は来る4月25日から可能となる。準備期間を設けて、各施設ごとに安全のための方案を練ってもらうというわけだ。
この決定に、韓国内で126店舗、958スクリーン(うち4DX対応23、3D対応418、IMAX15)を展開しているCGVは、自社のインスタグラムに砂時計と「COMING SOON 2022.4.25」と書かれた画像を投稿。映画ファンの期待感を盛り上げようとした。
しかしCGVのこの行動は、韓国ネット民にそっぽを向かれているようだ。その理由は、CGVは新型コロナの流行以降、観覧料を3回も引き上げていたからだ。
コロナのパンデミックによって、営業時間制限や立ち上がりなどの制約で観客が急減し、赤字が蓄積されたことで、仕方なく価格を引き上げたというのがCGVの説明だ。直近でも映画観覧料を平日1万4000ウォン(約1400円)、週末1万5000ウォン(約1500円)に引き上げている。
その結果、韓国ネット民の間では「チケット代が高すぎる」「規制が解除されたなら、まずは値段を戻せ」「飲食ができるとかの問題ではなく、まず値段を下げろ」と、度重なる値上げに怒りの声が集中している。
ドラマ同様に世界で高く評価される韓国映画だが、自国民にそっぽを向かれてしまっては、衰退せざるを得ない。映画館側も懐事情は大変だが、準備期間中に様々な検討をする必要がありそうだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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