今年の日本プロ野球は村上宗隆(ヤクルト)のホームランショーが話題だった。
村上は56本塁打を放ち、王貞治の記録(55本塁打)を58年ぶりに更新する日本選手のシーズン最多本塁打記録を打ち立てた。
シーズン終盤に13試合連続ノーヒットと沈黙したため、ウラディミール・バレンティンが持つシーズン最多本塁打記録(60本)の更新は狙えなかった。
ただ、圧巻だったのはホームランだけではなかった。村上は本塁打王、首位打者、打点王の三冠王に輝いた。これも日本プロ野球史上最年少(22歳)となる新記録であり、1982年に29歳で三冠王に輝いた落合博満の記録を塗り替えた。
村上は141試合に出場し、打率0.318、56本塁打、114得点、12盗塁、118四球、128三振、長打率0.710、OPS(出塁率+長打率)1.168という記録を残した。
そんななか、村上には特異な珍記録があった。