阪神戦力外の助っ人投手が韓国復帰へ「ジャパンドリームはなかった」

2022年11月26日 スポーツ #プロ野球
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斗山は2022シーズン終了後、早くも来季の外国人選手の編成に着手した。

先月26日には新外国人打者ホセ・ロハスを総額100万ドルで獲得。17日には新外国人投手ディラン・ファイルを総額65万ドルで獲得するなど、外国人3人中2人の獲得を完了した。

ファイルの合流により、従来の外国人投手だったロバート・ストック、ブランドン・ワデルのどちらが斗山を離れるかに関心が集まっている。ストックは今季途中に負傷離脱したアリエル・ミランダに代わってエースを務め、ワデルはミランダの代替外国人として合流し、イニングイーターの活躍を見せた。ワデルはサウスポーというメリットもある。

アルカンタラは2019シーズンにKTウィズで11勝を収めた後、翌年に斗山に移籍してKBOを平定した。

2020シーズンは31試合で198.2イニングを投げ、20勝2敗、防御率2.54、182奪三振、WHIP 1.03を記録した。31試合中27試合でクオリティスタートを達成し、最多勝・勝率・クオリティスタート1位、イニング・奪三振2位、WHIPで3位、平均自責点4位など各種指標で上位圏に名を連ねた。

これらの活躍を引っ提げ、アルカンタラは2021シーズンに2年400万ドルで阪神タイガースと契約し、日本プロ野球進出に成功した。

しかし、ジャパンドリームはなかった。2シーズン通算63試合で4勝6敗23ホールド、防御率3.96(92.2イニング、自責点43)という不振で、先月に戦力外を言い渡された。KBO時代と異なりNPBではブルペンに転落し、63試合中7試合でしか先発登板できなかった。

斗山時代のアルカンタラ

アルカンタラは契約上、今月30日までは阪神所属だ。公式的なオファーを入れることができない時期だ。したがって、早ければ12月初めにも復帰発表が行われるものと予想される。斗山の関係者は「契約は大きな問題なく成立しそうだ」と楽観した。

アルカンタラが斗山に復帰する場合、来季のヤン・ウィジとのバッテリー結成にも期待が集まる。斗山は22日、4+2年最大152億ウォンでヤン・ウィジとFA契約を結び、KBOを代表する捕手を4年ぶりにチームに復帰させた。

2020シーズンにはパク・セヒョクと息を合わせ最多勝に輝いたアルカンタラが、はたしてヤン・ウィジとどのような相性の良さを発揮し、20勝の威容を見せてくれるかに注目が集まる。

(記事提供=OSEN)

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