韓国では、W杯の試合は全国ネットの地上波3局(KBS、SBS、MBC)で同時生中継された。3局いずれも同じ試合を同じ映像で、同じ時間帯に中継するため、各局はパク・チソンやアン・ジョンファンなどの大物解説者を招き、熾烈な視聴率競争を繰り広げていた。
そんな韓国の地上波3局の視聴率を合計した数字でトップ10を調査した結果、意外な顔ぶれが明らかになった。
まず視聴率トップ5には、やはり韓国が関連した4試合すべてがランクインした。特に、1位に入ったグループステージ初戦のウルグアイ戦は驚異の41.7%を記録。結果こそ両者無得点の0-0ドローに終わったものの、注目度の高い初戦ということもあり、そのまま数字に表れる形となった。
また、2位には乱打戦となったグループ2戦目のガーナ戦(39.1%)、3位には日本でも注目を集めたグループ最終節のポルトガル戦(32.5%)が続いた。1-4の完敗を喫した決勝トーナメント1回戦のブラジル戦は、朝4時キックオフという時間帯もあってか19.2%と下がり、5位にランクインした。
では、韓国対ブラジルを上回り4位に食い込んだ対戦カードが何だったのかというと、まさに日本の試合だった。