BTSを利用したケースまで…芸能人にまつわる詐欺、韓国では3億円規模の事件も

2023年01月24日 話題
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韓国のニュース専門チャンネル「YTN」は2021年10月、「韓流スターガールズグループ所属のA氏が、2500億ウォン(約250億円)台の企画不動産詐欺事件で被害を受け、この事件にKBSの公開採用コメディアンが関与した」と報道。ここで言及されたA氏とは、人気ガールズグループ「少女時代」のテヨンだった。

報じられた内容は、2019年にテヨンの父親が、知人関係にあった不動産詐欺事件メンバーを通じてテヨン名義で土地を購入したというもの。

同グループは、軍事・公共施設でなければ用途を変えられない“保全産地”を4億ウォン(約4000万円)で購入したあと、約3カ月後に開発予定地だとテヨンの父親を騙し、11億ウォン(約1億1000万円)で売り渡していたことが明らかになった。

この被害が明らかになった当時、テヨンには不動産売買に関するデマが流布されたのだが、これらについてテヨンは「幼い頃から家族と離れて暮らしていたので、私たち家族の巣を用意するのが私の望みであり、家族だけの場所を作るのが私の夢だった」とし、報道された土地を購入した理由を説明した。

少女時代のテヨン

なお、事件当時に把握されていた被害者は3000人程だとされ、土地の販売額は2500億ウォン(約250億円)台に達していたと報じられていた。

ほかにも世界的スター「BTS(防弾少年団)」が“利用された”詐欺事件も発生したことがある。

被害総額は3億円にも…

BTSに関する詐欺と言えば、ガーシーこと東谷義和氏の“BTSに会わせる詐欺”が日本では有名だが、本国では「BTS写真集詐欺」が起こった。

韓国・済州東部警察署は2020年9月8日、BTSの写真集制作に投資すれば収益を保証するとして数十億ウォンの投資金を集めた疑い(類似受信行為の規制に関する法律違反)でソウルの投資会社の代表A氏(57)のほか、会社関係者3~4人を調査していると明かした。

警察によると、A氏は済州島(チェジュド)に事務所を構え、2018年3月から2020年まで銀行法による許認可を取得しないまま、BTSの写真集製作という名目で被害者1人当たり1~2億ウォン(約1000~2000万円)を騙し取った疑いがあるという。

A氏の投資者を集める手口は巧妙だった。

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