マ・ドンソクは最近、自身のSNSに、『江南スタイル』で一世を風靡したPSY、日本のベテラン俳優・國村隼、「マーベル・スタジオ」の社長ケビン・ファイギなど、各界の大物との記念写真を多数投稿した。ネームバリューにも驚きだが、特に注目すべきは彼らの表情で、皆一様に穏やかな笑顔を浮かべている。
『犯罪都市3』(原題)で共演した國村隼も、多くの作品で見せてきたコワモテなイメージとは打って変わって柔和な笑顔を見せていたし、青木崇高にいたっては、もはや実際の兄弟に見えた。それほど親密であるという事実が、マ・ドンソクの“愛され度”を物語っているだろう。
今や名実ともにトップ俳優となったマ・ドンソクも、かつては10年以上も不遇の時代を過ごしてきた。当時、酸いも甘いも嚙み分けた彼には、無名時代から貫き通してきた信念がある。
それは「映画よりも大事なのは人と交わす義理や約束」。この言葉通り、トップ俳優となった今も、昔からともに未来を夢見てきた新人、さらには無名監督との仕事をおろそかにしないという。
これは、俳優にとっては致命的とも言える“イメージの消耗”を承知したうえで、役を選ぶことなく、過去の約束を律儀に守っているのだ。前述の『犯罪都市』『ザ・ソウルメイト』などが当てはまる。
義理堅さ、愛らしさ、強靭な筋肉、そして確かな演技力を兼ね備え、まさに“頼れる兄貴”として唯一無二の存在となったマ・ドンソク。彼がいる限り、韓国映画界の未来も明るいはずだ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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