小野伸二や稲本潤一、高原直泰など“日本の黄金世代”と同じ1979年生まれのイ・ドングッは、1998年のプロデビューから引退する2020年まで実に23年間も選手として活動した。
特筆すべきは、引退する直前まで第一線で活躍を続けたという点だ。
現役ラストシーズンの2020年は所属する全北現代のキャプテンを担い、リーグ開幕戦では途中出場から決勝ゴールを決めチームを勝利に導いた。同年はリーグ戦成績こそ11試合4ゴールという数字に終わったが、チームは史上初となるリーグ戦とカップ戦の2冠を達成。最後に2度もトロフィーを掲げられる幸運にも恵まれ、潔く現役を退いた。
現在、イ・ドングッはテレビ番組出演など積極的なタレント活動を繰り広げる傍ら、CMモデルやサッカー解説など忙しい日々を送っている。最近では韓国サッカー協会の副会長就任も発表され、引退後2年で協会No.2に登り詰めたその歩みに注目が寄せられたこともある。
もっとも、イ・ドングッよりはるかに長い「プロ生活38年」を送る三浦のキャリアは、もはや単純な数字や成績では測れない偉大な挑戦と言えるだろう。新天地ポルトガルでのデビュー、そして得点などの活躍が期待される三浦の今後には韓国も注目を続けるはずだ。
(文=サーチコリアニュース編集部H)