ヤンキースのアーロン・ジャッジとエンゼルスの大谷による2023年シーズン初の3連戦対決は、ジャッジの判定勝ちに終わった。ヤンキースが2勝1敗で優勢だった。
1戦目は大谷が決勝点となる2ラン本塁打(シーズン4号)を放つと、2戦目ではジャッジが決勝2ラン本塁打(シーズン6号)で応酬した。ジャッジはこれにとどまらず、守備では大谷のあわやホームランという打球をスーパーキャッチするなど、攻守両面で活躍した。
21日、ヤンキー・スタジアムで行われた両チームの試合は9-3でヤンキースが勝利した。
ジャッジは4打数1安打、1四球、大谷は3打数無安打、1四球だった。ヤンキース先発のネストル・コルネスは6回94球を投げて4被安打、2四球、7奪三振の3失点歳、勝利投手となった。
ヤンキースは初回に5点を得て大幅にリードした。先頭打者のアンソニー・ボルベが四球、ジャッジが左前安打で無死一、三塁とすると、アンソニー・リゾの中前適時打で先制した。4番グレイバー・トーレスは三塁方面へのライナーで打ち取られたが、DJ・ラメ―ヒューが四球を選び一死満塁のチャンスを得た。
その後、オスワルド・ペラザが四球押し出しで1点を追加。オスワルド・カブレラは三振に倒れたものの、二死満塁でホセ・トレビノが左二塁打を放ち、走者一掃の3点を追加した。
大きくリードを許したエンゼルスは5回、ブランドン・ドゥルーリーが内野安打で出塁し、ルイス・レンヒーフォの二塁打で無死二、三塁のチャンスをつかんだ。そして、ローガン・オホッピーの左前安打で1点を返した。さらにはテーラー・ウォードの犠飛でもう1点を追加した。
また、7回には先頭打者レンヒーフォが四球で出塁すると、ヤンキースはたまらずコルテスからロン・マリナッシオに継投。それでもオホッピーが二塁打を放ち、5-3と2点差に迫った。
その後、三振と遊ゴロで二死二塁となり、大谷は四球、マイク・トラウトは内野安打で出塁して二死満塁のチャンスを作った。しかし、アンソニー・レンドンがマリナッシオの投じた2球目のチェンジアップを打ち上げてしまい、同点に追いつくチャンスを逃してしまった。
ヤンキースは7回に逃げ切り、勝機をつかんだ。先頭打者のリゾが四球、続くトーレスも四球で塁に出ると、ラメ―ヒューが左前二塁打で1打点を挙げた。一死二、三塁から申告敬遠で満塁とし、トレビノは二塁方面へのライナーでアウトとなったが、二死満塁でアイザイア・カイナーファレファが2打点中前適時打を放ち、8-3とした。
ヤンキースは8回にも、ジャッジの四球、リゾの安打、トーレスの安打で無死満塁のチャンスを演出。ラメ―ヒューが空振り三振に倒れたが、ペラザの左前適時打で1点を加え、9-3とリードを広げた。
初回に安打を放ったジャッジは、2回の2打席目は空振りで退いた。また、4回の3打席目は三ゴロで打ち取られ、6回の4打席目も空振り三振に倒れた。
一方、大谷は1打席目を投飛、2~3打席目を二ゴロで打ち取られた。7回の4打席目は四球で出塁したが、チームの敗北を防ぐことはできなかった。
(記事提供=OSEN)