日本は今年9月、沖縄で開催されたバスケW杯に最精鋭の1軍メンバーを派遣して3勝を収め、パリ五輪出場権を獲得した。
日本バスケットボール協会はアジア大会を新鋭の成長機会とした。にもかかわらず、Bリーグで主力として活躍する若い選手たちが、韓国の1軍に勝利する大事故を起こしたのだ。
「選手の誰かがプレーできなくて負けた」という苦しい言い訳は、もはや意味がない。
韓国が駆使した“古いバスケ”そのものが否定されたためだ。韓国の選手たちは、日本の3軍に負けた怒りより、自分がこれまでずっとやってきたバスケが通じなかったという衝撃の方が大きかった。
KBLでは“必勝公式”として通じた戦術も、もはや国際舞台では旧時代の遺物だった。
チュ・イルスン監督が掲げた「ツービッグ」戦術は、KBLにおいては必勝公式だ。
韓国国内では依然として外国人選手にゴール下を任せ、韓国人選手は彼らの補助者にとどまる。
ゴール下にスペースがないため、ガードが個人技を駆使して突破するスペースも与えられない。3点シュートについても、依然としてゴール下から出るキックアウトパスを受け、ノーマークから放つシュートに限られている。
ビッグマンがアウトサイドでリンカーの役割を果たしても、3点シュート能力が著しく落ちるため、守備手を外に誘導できない。
依然として外国人選手を生かすパス中心の正統ガードを好む韓国バスケは、ボールハンドラーの直接攻撃をタブー視している。ガードが1対1を仕掛けるとチームパターンが壊れてしまうため、認めたくないのだ。
例えイ・デソンが得点王になっても、韓国人指導者に認められない理由はそこにある。 アマチュア時代から一発芸をまったく磨くことができない環境ができあがっている。
そんな韓国バスケの戦い方は、国際舞台では徹底した攻略対象となった。