酒気帯び運転で死亡事故を起こしたインフルエンサー兼DJの韓国女性に、懲役10年が言い渡された。
7月9日、ソウル中央地裁では、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致死)などの容疑で起訴されたアン・イェソン(23)に懲役10年が言い渡された。
彼女は今年2月3日4時30分頃、ソウル江南(カンナム)区一帯で酒気帯び運転をし、バイクと接触事故を起こした。この事故によりバイク配達員の50代男性が病院に搬送されたが、息を引き取った。
事故当時、アン・イェソンの血中アルコール濃度は0.221%と免許取り消しレベルだったことが分かった。特に、彼女は事故後に救護措置を取らず、同乗していた愛犬を抱いて傍観していたことで世間から激しい非難を受けている。
その後、酒気帯び運転、ひき逃げの容疑で裁判にかけられ、検察は懲役15年を求刑。「泥酔状態で交通事故、死亡事故まで起こした。生命を奪う結果になったにもかかわらず、被害者に責任を転嫁するなど罪質が非常に重い」と述べるとともに、事故当時に乗っていたベンツと鍵を没収してほしいと要請した。
これに対してアン・イェソンは、最終陳述で「当時、公演の仕事がない時期だったので生活に支障をきたし、生計維持のために参加した席で酒を断ることができず、絶対にしてはならないことをした。一度のミスで被害者に拭えない痛みを与えた点深く反省している」として謝罪の意を伝えた。
また、彼女の弁護士は「被告人は芸能分野で天才的な才能を備えており、中国、タイ、台湾などでの海外公演で“国威宣揚”をし、ソウル鍾路(チョンノ)警察署の広報大使も務めた。毎日犯行を深く反省し、75回にわたって反省文を提出した」と善処を訴えたことがある。
しかし一夜明けた10日、アン・イェソンは不服として裁判所に控訴状を提出した。
“75回の反省文提出”を強調していたがアン・イェソンだが、これでは世間の批判は強まる一方ではないだろうか。
(記事提供=OSEN)
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