韓国と日本の“サッカー格差”は広がる一方なのか。
パリ五輪サッカー男子日本代表は25日、初戦のパラグアイ戦で5-0の大勝を収めた。MF三戸舜介(21、スパルタ・ロッテルダム)、FW藤尾翔太(23、FC町田ゼルビア)が2ゴール、山本理仁(22、シント=トロイデンVV)が1ゴールを決めている。
パラグアイは前半25分、MFビエラが早期に退場処分を受けたのが悪材料として働いた。 結局、10人が戦ったパラグアイは、まともに力を発揮できず、大敗を喫した。
同組のマリとイスラエルが1-1で引き分けたことで、日本はグループ1位で決勝トーナメントに進出する確率が非常に高くなった。
日本サッカー界が湧く一方で、ガックリと肩を落としているのが韓国だ。
韓国メディア『OSEN』は同日、「“韓国サッカーはパリ五輪にも行けないのに…”日本代表、強豪パラグアイに5-0で完勝」と題して報道。
記事内では、2012年ロンドン五輪の3位決定戦で日本を2-0で下し、五輪サッカー男子史上最高成績を残したが、現在は大きな差が開き、日本は韓国を遥かに追い越したと説明している。
かつてJリーグでもプレーしたファン・ソンホン監督率いる韓国五輪代表は、今年4月のU-23アジアカップ準々決勝でインドネシアにPK戦の末に敗北。1984年のロス五輪から続いた連続出場記録が9で止まってしまった。
これは、韓国サッカーの後退を示す象徴的な事件だと言える。ファン・ソンホン監督は途中、A代表の臨時監督も務めたことから五輪代表に集中できず、「年代別代表は4年周期で運営しなければならない」と厳しく忠告したほどだ。
ソン・フンミン(トッテナム)、イ・ガンイン(PSG)、キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)と、個々人のネームバリューは世界トップクラスとなった韓国。最近では、トッテナムに18歳の新星ヤン・ミンヒョク(江原FC)が加入間近という報道も出た。
とはいえ、韓国はA代表も監督選任問題などで波乱が起こっている状況だ。韓国サッカーの未来はどうなる…。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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