8歳女児に性的暴行で重傷を負わせた韓国の児童性犯罪者(73)、無断外出で懲役2年求刑 高齢・認知症を理由に情状酌量訴え

2025年12月25日 社会 #時事ジャーナル
このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国で、外出制限時間帯に数回にわたり無断外出をした児童性犯罪者チョ・ドゥスン(73)に懲役2年が求刑された。

【画像】男子高生44人が女性中学生1人を1年間“犯し続けた”韓国の事件

12月24日、法曹界によると、検察は水原(スウォン)地裁安山(アンサン)支院・刑事1部(アン・ヒョスン部長判事)の審理で行われたチョ・ドゥスンの電子装置装着などに関する法律違反などの容疑事件の結審公判で、懲役2年とともに治療監護を言い渡すよう要請した。

チョ・ドゥスン
チョ・ドゥスン(画像=チャンネルA)

チョ・ドゥスンは今年3月末から6月初めにかけて、京畿道(キョンギド)安山市の多世帯住宅内の居住地を離れ、「下校時間帯の外出制限命令」に違反し、4回にわたって無断外出をした疑いが持たれている。

外出制限時間は登下校時間帯である午前7~9時と午後3~6時、夜間時間帯である午後9時から翌日午前6時までと定められていたが、チョ・ドゥスンはこれを違反した。このほか、住宅内で在宅監督装置を破損した疑いも併せて持たれている。

検察側は「被告人は遵守事項を何度も違反しており、起訴され裁判を受ける予定の状況でも再び違反するなど、罪質が不良だ。国民を保護する目的と、法律の実効性確保のため、厳重な処罰が不可避だ」と強調。そのうえで「認知障害の症状が悪化し、再犯の危険性も大きい。薬物治療や精神科的治療が必要だ」と付け加えた。

一方、チョ・ドゥスン側は情状酌量を訴えた。弁護人は最終弁論で「無断外出した時間帯はいずれも、以前とは変更された外出制限時間帯であり、その大半は玄関や階段で保護観察官などにより制止された」と述べ、「被告人が高齢で認知症を患うなど意思能力に問題があり、正常な生活が困難な点を考慮してほしい」と強調した。

チョ・ドゥスン本人は最終陳述で、「懺悔しながら、一生懸命に反省して生きていく」と発言した。

チョ・ドゥスンの宣告公判は、来年1月28日に行われる。

1952年10月生まれで73歳のチョ・ドゥスンは、55歳だった2008年12月、安山市のある教会前で当時8歳の小学生女児を誘拐し、性的暴行で重傷を負わせた容疑で懲役12年を言い渡された、その後、服役して2020年12月12日に出所した。

ただ、出所後の2023年12月4日には「午後9時以降の夜間外出禁止」命令に違反した疑いで懲役3カ月を言い渡され、追加で服役していた。

(記事提供=時事ジャーナル)

「ごめんなさい、ごめんなさい…」韓国で“女子中学生による暴行動画”が拡散

【写真】7歳女児の手に「刃物を防ごうとした痕」 学校で児童を殺した48歳教師

【画像】男子高生44人が女性中学生1人を1年間“犯し続けた”韓国の事件

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

デイリーランキングRANKING

世論調査Public Opinion

注目リサーチFeatured Research