11月11日は「韓国のバレンタイン」とも言える「ペペロデー」だ。友達や恋人の間で、スティック菓子「ペペロ」を友達や恋人、世話になっている人に贈る日だ。
韓国でバレンタインよりも盛り上がると言われる「ペペロデー」だが、最近では「ペペロ疲れ」も目立っているようだ。
> 韓国の結婚情報会社デュオが未婚男女300人(男性150人、女性150人)を対象に「記念日負担」に関するアンケート調査を実施した。
調査の結果、未婚男女10人のうち6人(56.3%)が、「各種記念日に負担を感じる」と答えた。
彼らが負担を感じる理由で「経済的理由」(57.4%)が挙げられ、それに次いで「面倒」(27.2%)という回答が出た。
さらに、未婚男女が1年で、最も負担になる記念日は「母の日」(37.3%)、「バレンタインデー」(16.3%)、「ペペロデー」(15.0%)という結果にもなった。
特に、「ペペロデー」は恋人だけではなく、職場上司や同僚にも渡すのが一般的とされるのが、負担の大きな要因にもなっている。
今年入社したばかりのある20代女性は、「就職して始めてのペペロデーだけど、一度渡したら毎年準備しなければならないと聞いて憂鬱」と気持ちを吐露している。
実際、ジョブコリアが会社員やアルバイトの958人を対象にしたアンケート調査によると、47.5
%がと答え,アルバイトの場合は37.3%が「ペペロを渡す」と答えている。
ちなみに、職場へのペペロ購入費用は、アルバイトが平均23600ウォン(約2360円)、会社員が25,600ウォン(約2560円)とあり、中々の出費となる。
こうした状況に対して、韓国ネット民からは、「アルバイトして貯めたお金をこんなことに使いたくない」、「ペペロデーを広めたヤツが許せない」、「この日は本当に無駄な出費でイライラする」など、苦言を呈する人も多かった。
一般的に「ペペロデー」は韓国を代表する特別な日であり、盛り上がりを見せているが、こうした否定的な人もいることを忘れてはならない。強要は苦痛に変わるのだから。
文=サーチコリアニュース編集部
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