問題となっているのは、4月3日にとあるオンラインコミュニティに投稿された記事だ。
投稿を見ると、とあるコインランドリーの店内に掲げられた垂れ幕の画像が掲載されている。その垂れ幕には、動物の毛などが付着した洗濯物を持ち込む人たちに対する怒りの文言が書き連ねられていた。
また、数種類ある垂れ幕のなかには、「動物の毛が混じった洗濯物を持ち込むのは殺人鬼だ」など、過激な言葉も混じっていた。
このコインランドリーの店主であるシン氏は、垂れ幕を掲げた経緯について「清潔維持にこだわっている。他の方々に被害が及ぶ」と説明した。
元々、シン氏が運営するコインランドリーでは犬や猫などペットが使用する用品の洗濯を禁止していたという。その理由としては、「利用者に動物の毛に敏感な人がいたり、毛を巻き込んで機械が損傷する恐れもあるからだ」と強く論じていた。
このニュースが韓国のネット上で拡散されると、シン氏には運営会社から加盟契約解除の通知が来たという。これを受け、一部の韓国ネット民の間では「理不尽すぎる。本社に抗議しよう」という動きまで起きている。
なお、シン氏は騒動以降、過激な文言が書かれた垂れ幕は撤回した。ただ、依然として「ペットの毛が混ざった洗濯物の持ち込みは禁止だ」と訴え続けている。
今回の騒動について、韓国ネット民の間では「動物を人と同じように考える人もいるけど、他人に迷惑がかからない範囲で行動してほしい」「コインランドリー側の心情も理解できる」「動物アレルギーがあるから、他人事ではない。コインランドリー側を応援したい」など、コインランドリーに対する応援コメントが目立った。
ペットは家族の大切な一員だ。であれば、家族が他人から嫌な目で見られないようにすることも愛情の一つと言えるだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)