日本では近年、議員による不祥事が相次いでいる。国会、地方問わずだ。
裏金問題、パワハラなどバリエーションもさまざまで、不祥事が報じられるたびに国民はため息をついているのが現状である。
ただ、それは日本だけの問題ではない。お隣の韓国では最近、議員同士が乱闘騒ぎを起こしたと話題を集めている。
7月1日18時頃、京畿道・安養(キョンギド・アンニャン)市議会の保守系与党「国民の力」の議員7人が、安養市内のある食堂で食事をした際のことだ。議員同士が暴言を浴びせ始め、大乱闘にまで発展したという。
その場にいた議員によると、部屋の割り当てに関する話で、利害関係の異なる議員同士が口論を開始。A議員が激怒すると、そのまま口論相手のB議員の胸を殴りつけた。そして投げつけた食器が別の議員に当たり、流血沙汰にまで発展したというのだ。
事件現場は椅子が倒れて食器が散乱するなど、目も当てられない状況になったほど。
本件に関してA議員は、「酔っていて覚えていない」と明言を避けているが、ここまで大事になれば、それだけで済むはずがない。7月3日に国民の力は議員総会を開き、同議員に脱党勧告することを決定した。
その後、A議員は「処分を甘んじて受ける」としたが、余波は収まりそうもない。「リサイクル価値のない最悪な議員が多いのに、そのすべてを廃除できないのは問題だ」「税金泥棒どもが…なぜ議員を続けられるのか」「掘り下げなければならない問題なのに、離党して終わりでは意味がない」など、辛辣な意見が飛び交っている。
酒の席での大立ち回り。こうしたトラブルの一つひとつが国民からの信頼を損ねる大きな要因であると、なぜわからないのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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