日本以上の超少子化で知られる韓国で、産婦人科医の3人に1人が60歳以上であることがわかった。
10月20日、国会・保健福祉委員会のパク・スンヒ議員が保健福祉部から提出を受けた資料によると、今年8月時点で医療機関に勤務している産婦人科専門医は6082人で、そのうち2009人(33.0%)が60歳以上であることが明らかになった。
これは、3人に1人が法定の定年を超えて働いていることになる。
さらに「高齢者年齢」にあたる65歳以上も1159人(19.0%)に上り、そのうち659人(10.8%)は70歳以上であった。30歳以下の産婦人科医は708人にとどまり、全体の11.8%に過ぎない。
産婦人科医の平均年齢は54.4歳だった。
また、女性1000人あたりの産婦人科医の数は全国平均で0.24人。この割合が平均より高い広域市道は、ソウル(0.34人)、光州(0.29人)、大邱(0.28人)、釜山(0.28人)、大田(0.25人)で、すべて特別市および広域市だった。産婦人科医の高齢化が最も深刻な慶尚北道(60.8歳)は、女性1000人あたりの医師数が0.16人と、17の市道の中で最も少なかった。
パク議員は「専門医の高齢化に伴い、産婦人科医の不足が懸念される」と指摘。また「地方であればあるほど専門医の数が少なく、平均年齢も高いため、今後産婦人科医療の空白が懸念される。地域の公共医療能力を強化するための政策の策定が急がれる」と強調した。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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