未婚の男女100人が参加予定のソウル市による「婚活イベント」に応募者が殺到している。
ソウル市によると、11月5日14時現在、婚活イベント「ときめき、in 漢江(ハンガン)」の応募者は1673人に達した。倍率が16.7倍ということだ。
応募期限は11月8日まで続くため、競争率はさらに高まると予想される。真剣に結婚を考える人が多いということだろう。
そもそも「ときめき、in 漢江」は、ソウル市がウリィ銀行と協力し、市内在住の25~39歳の未婚男女100人の出会いをサポートするイベントだ。10月21日から応募を受け付けており、11月8日に受付が締め切られる。
参加者はイベント当日である11月23日の15時から21時まで、漢江でのヨットツアーをはじめ、レクリエーションゲームや1対1の対話など、多彩なプログラムに参加する。現場では“恋愛専門家”が恋愛コーチングを提供し、参加者の緊張をほぐしつつ、ゲームやミッション活動も行われる。
このイベントは、参加者が気になる異性を第1~第3希望まで記入し、用紙を提出することで締めくくられる。最終的なカップル成立の結果は、翌日、各参加者に個別に通知され、マッチングが成立したカップルには、総カップル数に応じて最大1000万ウォン(約110万円)の範囲内でデート券が提供される。
参加者へのチェックも厳しい。このイベントに参加するには、住民登録抄本(原本)や在職証明書(職業人)、事業者登録証明書(事業者)、所得金額証明書(フリーランサー)、婚姻関係証明書(詳細)などの書類を提出する必要がある。
さらにソウル市は、参加者の自己紹介書を審査し、性犯罪歴を確認した上で、男女それぞれ50人を無作為に抽選で選ぶ予定だ。
そんな「ときめき、in 漢江」に応募者が殺到していることについて、韓国オンライン上では「もはや男女の出会いまで公務員が動かなければならないのか」「彼氏や彼女がいるかいないかはどうやって見抜くのか」「犯罪歴はもちろん、医療履歴も確認したい」といった声が上がった。
ひとまず応募者殺到ということで、順調に進んでいるソウル市による婚活イベント。これをきっかけに結婚という目的を果たすカップルが誕生するのか、関心が高まっている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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