世界で最も日本を訪れている外国人観光客は、韓国人だ。日本旅行のリピーターが多いため、最近では日本の小都市を巡る韓国旅行会社のパッケージ商品が登場している。
韓国の旅行会社キョウォンツアーが発表した「自分を見つめる小都市旅行、京都3日間」という商品は、その代表例だろう。
これは、京都を拠点として、日本で最も美しい村の一つとされる伊根の舟屋を訪れる旅行商品だ。静寂な雰囲気の中、日本の伝統的な水上家屋である舟屋が広がる景色を堪能し、その独特な建築構造を垣間見ることができるという。
また、伊根湾の遊覧船に乗り、伊根舟屋の村をめぐる日程も含まれている。自由時間もあるため、伊根舟屋でゆったりとした時間を過ごしながら、人生最高の写真を撮ることもできるそうだ。さらに、モノレールやリフトを利用し、日本三景の一つである天橋立ビューランドの山頂に登って、美しい絶景を一望することもできる。
京都だけでなく、「九州3日間」もあり、こちらは佐賀を拠点として温泉で有名な武雄や嬉野を観光するというもの。また、「熊本3日間」も用意されており、南阿蘇鉄道の観光列車に乗りながら、静かな風景を楽しむことができ、草千里ケ浜では広大な草原を目にすることができる。
キョウォンツアーによると、今年第4四半期の日本旅行の予約で、小都市が占める割合が23.1%と集計された。日本を旅行する韓国人観光客の5人に1人以上が、小都市を選択しているという計算になる。実際、小都市向け商品の予約件数も前年同期と比較して81.1%増加したという。
その傾向は、旅行プラットフォーム「ヨギオッテ」が年末の海外宿泊施設予約データを分析した結果にも表れており、韓国人が訪れる日本の都市の数が前年比で約1.6倍に増加していた。
もともと人気の大阪、東京、福岡、札幌だけでなく、最近では熊本や高松、松山の人気が上がっているという。つまり、日本の隅々にまで韓国人観光客がやってきているわけだ。
今年の10月までに720万人もの韓国人観光客が日本を訪れており、さらに多様な旅行商品が登場していることから、今後も日本全域で韓国人観光客が増加すると予想される。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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